診療案内
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虫歯治療
虫歯は、初期のC0から重度のC4まで5段階あります。C1は表面のエナメル質、C2はその内側の象牙質、C3は象牙質の内側にある神経や血管が密集した歯髄、C4は歯の根まで虫歯が進行した状態です。
当院では、痛みの少ない治療のために、進行した虫歯や神経の治療を行う際は表面麻酔をしてから33Gという細い針で麻酔を行っています。細い針を手動で使用すると圧力がかかりやすくなるのですが、電動注射器を使用することで一定の力で麻酔薬を注入することができ、痛みを感じにくくなります。
また、機器を活用するだけでなく、「どのようにしたら痛みを減らせるか」を考え、技術面でも痛みを軽減できるように工夫しています。例えば、歯茎の表面の薄い皮のところに少しだけ引っかけるようにしてから徐々に針を刺していくと、蚊に刺された程度の痛みしか感じない患者さまもいらっしゃいます。
このような様々な工夫をすることで、多くの患者さまにストレスなく治療を受けていただきたいと思っています。
予防歯科
虫歯を予防するためには、定期的な歯のメンテナンスが大切です。当院では、歯石の付き方や硬さによって圧力を変えることができる超音波スケーラーを使用して、痛みや不快症状の少ない予防処置を行っています。
歯石の除去中、冷たいお水が染みて嫌だったという方もいるのではないでしょうか。当院では、機械から出るお水の温度を上げられるので「染みにくく不快感の少ない治療」を行うことが可能です。機械が出力を自動で制御するので、痛みをほぼ感じずにお手入れできます。
また、虫歯の予防には毎日のブラッシングも大切です。歯ブラシは前歯4本分かそれ以下で、普通かやや硬めと書いてある物を選びましょう。それを、ペンを持つくらいの力で軽く握り、ブラシが歯の表面に直角にあたる角度で小刻みに軽く動かします。磨き残しを減らすために、縦や横にもブラシの方向を変えながら丁寧に磨いてください。デンタルフロスや歯間ブラシの併用、電動歯ブラシなどもおすすめです。
歯周病
歯周病は、歯を支えている歯肉や歯槽骨におこる炎症です。進行すると歯茎が腫れたり口臭がひどくなったりします。歯がぐらついて抜け落ちてしまうこともあるので、早めに治療を行うことが大切です。
歯周病は自覚症状がほとんどなく、痛みが出るとかなり進行している状態です。当院では、歯茎が腫れて痛みが強い方にもぴったりな「炭酸ガスレーザー」を使用して治療を行います。患者さまに合わせて出力を調整でき、痛みの少ない治療が可能です。
当院の院長は、歯科で使用する機材への関心が強く、海外で行われているデンタルショーにも何度も足を運んでいます。その知識を活かして今まで様々なレーザーを使用してきたのですが、使いやすく患者さまへの負担も少ない炭酸ガスレーザーが歯周病の治療に適していると感じました。歯周病だけでなく、歯肉炎や知覚過敏、歯槽膿漏や口臭の予防、虫歯の進行を抑制する働きも期待できます。フッ素の応用など、患者さまに合わせたアドバイスもいたしますので、ご参考になさってください。
インプラント
当院のインプラント治療では、より適する位置にインプラントを埋入するため、ガイドシステムを使っています。フリーハンドと違って歯茎の形や神経の位置に合わせてストッパーが働くので、お体への負担の軽減にもつながります。
歯科用CTの撮影と分析後、このガイドシステムを作るのに2週間程度かかります。その後、日程を決めて手術をしてから、固定期間が3~4か月必要です。その間、3~5回通院していただきます。
インプラントは自由診療なので、治療費が高額であったり、定期検診や抜歯と同等の手術が必要なこと、全身や口腔内の状態によっては治療できない場合があったりすることなどのデメリットもあるのですが、「入れ歯よりもよく噛める」と言われる方が多く、食事を楽しみたい方におすすめです。また、当院のインプラントの価格には、歯科用CTの撮影費用も含まれております。CTを使用することで、従来のように歯茎を開いて骨の位置を調べる必要がなく、より早くリスクの少ない治療が可能になっています。
つめもの・被せもの
当院では数種類のつめものと被せものを扱っております。基本保険診療での治療を行っており、ご要望に沿った内容をご説明しております。
様々な素材がある中で、保険が適用される硬質レジンは、樹脂を使用した被せものです。白い素材になるため見た目は気になりにくいですが、長期間使用すると変色したり擦り減ったりすることがあります。銀歯は、上記の素材よりもお口の中が暗くなり歯茎が黒ずむ原因となることもあるのですが、噛む力が変わらないので保険内での奥歯の治療にぴったりです。
小児歯科
当院の小児歯科では、虫歯の治療だけでなくブラッシング指導や仕上げ磨き指導、メンテナンスまで幅広く行っています。お子さまの歯の健康のために、定期的に来院される親子連れの方が多くいらっしゃいます。
お子さまに歯科に慣れていただくためには、コミュニケーションを十分にとることが大切だと考えております。当院では、すぐに治療を開始するのではなく、診察台に座って遊んだりお話をしたりしていますので、徐々に心を開いていただけたら嬉しいです。歯科がトラウマになっているお子さまの場合、長いと半年ほどかけて打ち解けていくこともあります。
また、急患の場合は難しいのですが、なるべく無理に治療を行わないように心がけております。治療内容も保護者の方ときちんとお話をしてから決めます。お子さまが楽しみながら通えるように、柔軟に対応いたしますのでぜひ一度ご来院ください。